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離れてなお鼻に付く香り。焚きしめられた紅梅の香りが記憶にこびりついている。





幾夜重ねても慣れない体の熱さ。

甘えるようにすがる緋い瞳にほだされ、何度も抱かれては、そのたびに胸の奥が痛む。





自分で良いのか。





その優しい手つきと香りに満たされるたびに、疑問に思う。

恐らく相手が想う以上に自分は相手を大切にしてなどいない。



それでいて、こんな温もりに甘えていいのだろうか。







都合よく彼を利用しているだけのような気がして、彼との一夜の後は決まって彼の香りが鼻に付く。



その香りに気付くたび、自分が、分からなくなっていく。





果たして、愛おしいと思っているのかと。















ひのべんですよ。

可愛い弁慶さんがまいぶぅむ。
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