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その人の指先から熱を貰うたびに

体の奥からくすぐられているような焦れた感覚が湧いてくる。



「どう、した・・・」



脚の間に埋めた顔を上げる。

髪が股をくすぐるので

それさえわずらわしい快感として体に伝わる。

鋭い目の奥に嘲笑うような色を感じ

それにさえ体を震わせて、少し笑った。



「ううん・・・、」

「・・・お前はうるさくなくて、良い、な」



内股に舌先を這わせてそう言った。

咽喉の奥で少しだけ呻く。



言葉なんか、必要ない。

必要以上の声も想いも聞こうとしないこの人の

唯一の愛情の表し方を、体の交わりあいに見出す。

体に描かれるその情を感じるたびに

全身で告白を聞いているようで

恥ずかしくもあるのに。



「言葉なんか・・・いいよ」



強請るように顔を包むと

体が伸び上がって

唇で髪を掻き分け

半分開いた唇に舌をねじ込んでくる。



「ああ・・・、やはりお前は・・・、いい、女だ」



香りを確かめるように

乳房に顔を埋め、じゃれるように舐めて

彼は、楽しそうに笑っていた。
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