忍者ブログ
4142434445464748495051

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


朱に染まった、と言う表現より更に強く、真っ赤になった顔に口付ける。
同時に腰を揺らしてやると、手で封じた口からはくぐもった声が、とめどなくあふれ出す。
吐き出される息の熱さが手の平に伝わり、快楽の度合いを物語る。

頭上で戒めた手首が、跳ねる体と同調してびくびくと動く度に、熱を咥え込んだ蕾が痛いくらいに締め上げて、離そうとしない。
それをからかうように揶揄すると、羞恥からか快楽なのか、彼の目から涙が零れた。



「おーい、そろそろ夕餉だとよ」
「ああ、ありがとうございます。」

机に向かってなにやら熱心に物を書いている弁慶の背中に声をかける。
ただ夕餉の呼び出しに来たのだが、彼が手紙以外に何かを書く趣味があったとは知らなかった。
興味本位でひょいと覗き込むと、弁慶の手が少しそれを遮る。

「何書いてんの?写経・・・じゃないね」
「まだ途中なんですよ、」
「途中?御伽噺でも書いてるわけ?」
「ああ、良い線いってますね」

なおも隠された指の隙間から少し文字を辿ると、確かに御伽噺ではあったが、一瞬首をひねる。
そして次の瞬間、ヒノエの顔が真っ赤になった。

「なっ、なーーーなーー!!」
「なーなーうるさいですよ」
「ちょっと待てよ!」
「はい、」
「これおれと、おれと、おれと・・・!」
「君だけじゃないですよ。それとも一人上手の場面が欲しいですか」
「ふざけんな馬鹿!!」

あろう事かそれはよくよく読んでみると、つい先日の弁慶との夜の出来事がそれらしく書かれた実話だった。
客観的にされていた事を読んでしまうと羞恥以外上ってこない。

「大体これ書いてどうすんだよ!!」
「いやー、源氏もそんなに金があるわけじゃなし、これで小金を稼ごうかと」
「売れないだろ!」
「案外好んで読む方は多いんですよ」
「・・・捨てる。よこせ。」
「嫌ですよ。結構書くのが楽し・・・いえ、大変なんですから」
「捨てる。いやむしろ今燃やす」

必死になって巻物を死守しようとする弁慶と必死になってそれを奪おうとするヒノエのひと悶着が始まるが、弁慶がふと思いついたようににっこり笑った。

「ああ、どうせなら君に協力してもらえば良いですね」
「何をだ!今ここで新しいネタでも仕込む気か!」

思いついたまま言ってしまってから、それが弁慶の考えていた事と合致していると気づいて、口を手で抑えた。
おやおや、と言いながらうやうやしく近づいてくる弁慶に圧倒されて、入ってきた障子に走るが容易く掴まえられる。

「察しの良い子は大好きですよ。さ、ヒノエ」
「やめろ!!離せこの馬鹿!触るな変態!」
「・・・。普通じゃ面白くないですよね。少し無理やりにしましょうか?」
「ヒッ・・・!!」
「君はいけない子ですね、そんな顔して。誘ってるようにしか見えませんよ」

そう言って青褪めたヒノエの顔を心底嬉しそうに見た。

この後弁慶の魔手が散々ヒノエを弄くり倒したかどうかは神のみぞ知る。















-----------------------------------------------------------------------------------------------

あたしが弁慶だったら確実にこれで金稼ぐと思う。

あ、御伽噺って昔は大人向けのお話だったらしいですね。
昔そんな話聞いた事があったんですけど、本当かどうか自信ナシ。

PR
  top  
忍者ブログ [PR]