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「ヒノエ、僕はね、いつも矛盾ばかりなんですよ」
水際の石に座って悠々としながら弁慶はそんな事をのたまう。
何度射精したんだか、分からないくらいでようやく解放された。まともに水浴びしなくてはならない程腹がどろどろになっていたのを見て、こいつの性欲に付き合うのが半端無く大変な事のように思った。今更だが。
「矛盾?」
「不安と幸福、一緒に抱えたら矛盾しませんか」
濡れた白衣の合わせを肌蹴て、半ば独り言のように呟く。
矛盾なんて何にでも存在している。何かに縛られている事がおれは好きじゃない。
今幸せなら今は幸せで良いし。明日不安なら不安で良い。
ただそれを許せるかどうかと言う話だろうが。
「・・・。あんたさ、おれと一緒にいたくないの」
「は・・・?」
「幸せとか不安だとか、わずらわしい思いするくらいなら一緒にいなきゃ良いんじゃない?」
「怒ってます?」
「少しね。」
「君はそれで良いんですか」
「あんたはどうかって聞いてるんだよ」
溜め息のような、呟くような息を零して、こちらへ寄ってくる。
肩に縋るような抱きしめ方はらしくなかった。可笑しくて笑うと、弁慶はそれに少し腹を立てているようだった。
「君は手厳しい、」
君といられる幸せと、君といるゆえの苦しみを、この矛盾を、どう言ったら良いんでしょうね───。
尋ねられても答える事の出来ない疑問を零して、弁慶はゆっくり首筋に跡を残していく。
それさえも実は幸福な事じゃないかと返したら、彼はどういう顔をするだろうかと、そう思った。
水際の石に座って悠々としながら弁慶はそんな事をのたまう。
何度射精したんだか、分からないくらいでようやく解放された。まともに水浴びしなくてはならない程腹がどろどろになっていたのを見て、こいつの性欲に付き合うのが半端無く大変な事のように思った。今更だが。
「矛盾?」
「不安と幸福、一緒に抱えたら矛盾しませんか」
濡れた白衣の合わせを肌蹴て、半ば独り言のように呟く。
矛盾なんて何にでも存在している。何かに縛られている事がおれは好きじゃない。
今幸せなら今は幸せで良いし。明日不安なら不安で良い。
ただそれを許せるかどうかと言う話だろうが。
「・・・。あんたさ、おれと一緒にいたくないの」
「は・・・?」
「幸せとか不安だとか、わずらわしい思いするくらいなら一緒にいなきゃ良いんじゃない?」
「怒ってます?」
「少しね。」
「君はそれで良いんですか」
「あんたはどうかって聞いてるんだよ」
溜め息のような、呟くような息を零して、こちらへ寄ってくる。
肩に縋るような抱きしめ方はらしくなかった。可笑しくて笑うと、弁慶はそれに少し腹を立てているようだった。
「君は手厳しい、」
君といられる幸せと、君といるゆえの苦しみを、この矛盾を、どう言ったら良いんでしょうね───。
尋ねられても答える事の出来ない疑問を零して、弁慶はゆっくり首筋に跡を残していく。
それさえも実は幸福な事じゃないかと返したら、彼はどういう顔をするだろうかと、そう思った。
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